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中国の大学生卒業者推移

 中国の経済は現在急激な下降傾向に陥っているが、大学教育は、過去20年以上にわたる中国の経済発展により大学生、大学院生は以前増加の傾向にある。経済成長と大学卒業生には教育期間のタイムラグがあるからである。現在、中国の大学卒業生は現在深刻な雇用情勢の悪化に直面している。以下がネット検索で得られた概況である。


 中国の大学生数は近年大幅に増加しています。2022年の学部在学生は約3,659万人、大学院在学生は約365万人で、合計約4,024万人に達しました。1998年の約108万人から2008年には約608万人と約5.6倍に急増し、大学進学率も2000年の7.80%から2008年には22.69%へと上昇しました。2010年には新入生が650万人に達し、日本の11倍となりました。

 卒業生数も増加しており、2022年の大学卒業見込み数は約484万人、大学院生は約111万人、専門学校卒業生は552万人に達しました。1997年には約82.9万人だった卒業生数が、2006年には約413万人に増加し、大学院の卒業生数は日本の約13倍となっています。

近年の傾向として、2023年の大学院生数は前年比4.76%増の130万人を超え、名門大学では大学院進学率が上昇しています。また、大学入試の受験者数は増加傾向にありますが、卒業後の就職状況は厳しいようです。これらのデータから、中国では大学卒業生数が増加し続けており、特に大学院進学率が上昇していることが分かります。


 中国における大学院進学の一つの要因は、ここで述べられているように大学卒業しても就職が難しいということが一つの要因になっており、これ以外に海外への留学にでるものも多い。中国の経済が急減速したために、今まで裕福な生活をエンジョイしていた中間層が急激に生活の困難に直面し、中でも大学卒業生にそのしわ寄せが発生している。  (終わり)


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