ChatGPTとの会話
- Yuji Noda
- 3月23日
- 読了時間: 3分
更新日:3月25日
昨日、このブログを書くに際して初めてChatGPTを本格的に使用してみた。初めて使用したので、その際に感じたことを幾つか書いてみる。
1.使用することになった切っ掛け
そもそもの契機は、経営相談をしたコンサルタントから勧められたことである。コンサルタント曰く、AIも多様化しており、検索が強いAIや、文章力に強いAIなど用途に応じて様々に存在しているらしい。今回使用したChatGPTのデータは1年半古く最新のデータが反映されていない(有料版は最新)と注意された。また同席していた市役所の職員に、市役所では、文書は専らAIを100%利用していると聞いてびっくりした。確かに公文書はAIが最も適しているジャンルであるとは思ったが、全てAIを利用するとしたら、この公務員の存在意義はなんなのだろうと心の中で思った。
2.今まで使用しなかった理由
AIを使い始めると自ら考えられなくなるのではないか、もっともらしい文書を書いてどこまで自分の考えなのか、AIのものなのかわからなくなるのではないかという怖れをなんとなく抱いていた。使用して感じたことは、メリット、デメリットあるが、もはやAIの使用はマストであるということである。これを使いこなせるものが、生き残っていけると、そうでなければ難しいという直感を感じた。今までの例で考えると、PCやインターネット、スマホの出現に比することができるだろう。
3.感じたこと
入力は、音声で試した。最初は英語と中国語、話が難しくなると日本語でと3か国語で試した。AIは、臨機応変に応えてくれた。頼んでいないのにスペイン語や韓国語もしゃべれると自慢しだしたが、それはわからないからやめてくれといったら元の言語に戻ってくれた。少し早いので、もう少しゆっくり話してというとその様に繰り返してくれた。何でも頼めば何度でも嫌がらずにやってくれるので面白い。ただ気になるのは、話の流れがどこまで記憶に残っているのかわからないということである。今の議論とその前、あるいはその前の前の議論が何処まで意識されているか分からないので、議論を進めるにあたり、常に不安を抱えながら議論を進めざるを得ない。また日本語の発音が不自然。おそらくベースの言語の入力がネイティブでない。TとかKの発音が有気音が強すぎる。
4.議論の内容
BYDとトヨタのEV戦略について議論した。AIは、「BYDの先進的なEV戦略により画期的な発展を遂げている。一方、トヨタはEV戦略については、やや慎重である」といった誰でも知っているような説明をしてくれた。筆者からは、EVは一旦発生すると消化困難な火災の問題が存在しており、BYDの戦略は安全性を犠牲にした発展なのではないかと疑問を呈した。ちなみに2024年度BYDのバッテリー火災の件数を教えてくれといったが、AIは数値は見当たらないが、BYDは以前より安全になったと言っていると教えてくれた。筆者からエヴィデンスのない説明は信用できないといったところAIは困ってしまったので、そこで議論を終わりにした。つまりAIといえども全能ではない。ここから先は人間が自分の頭で考えるべき内容なのであろう。いずれにせよこうしたことが、普通のPCで無料で簡単にできるのだから素晴らしいことである。またこの経験を通して、もはや語学の教師、レッスンは必要ないのではとも思った。今まで人間が行なってきた様々な職種がAIの出現により代替されてしまうのだろう。今後はAIを利用しながら人間力で付加価値をいかにつけていくということだろう。 (終わり)
コメント